適応障害で休職6週間 4回目の心療内科受診
適応障害と診断され休職して6週間。
1ヶ月半ほぼ寝て起きてを繰り返すだけで、時々散歩が出来るだけの人間が4回目の心療内科受診のために家を出た。
昼間に成人男性が暇そうに歩くなんて、他人からどう思われるだろうと休職当初は自意識過剰となっていたが、6週間も休職していると別にそんな事どうでも良いと思えるようになっていた。
4回目の診察。
先生「どうですか?」
自分「特に変わりはないです。少し元気出てきたような気もします。散歩とか、皿洗いとか出来るようになりましたし。」
すこぶる自信を持って伝える事ができた。
先生「なるほど。他には、、、何をして過ごされてますか?」
え、他には?
散歩と、皿洗い、以外か。何も思いつかない。
つまり、いろいろ出来るようになってきた気分になってはいるが、実際には【散歩と皿洗いのみ行う人間】ということだ。
先生「たとえば、無理のない範囲で塗り絵のようなものや、クロスワードで頭のリハビリをしても良い時期かなと思います。」
なるほど。実は、本を買ってみたりはするものの、5分くらいで頭が疲れてしまい続かないことが多かった。
でもクロスワードをすすめられるとは思っていなかった。正直、少しショックというか、クロスワードは簡単すぎるのではないかと思ってしまった(これに関しては、後で思い知る事になるので後述する)。
2週間分の睡眠薬を処方され、次回はまた2週間後の予約。
後日、本屋でクロスワードの本を探したが、5種類くらい平積みされていて、すごい需要があるものだと驚いた。
1番安いクロスワード雑誌を買って帰宅。
以前なら簡単にできたであろう問題に時間がかかる。そして10分くらいで疲れてしまい、集中力は続かない。
こういうことか。かなり考えたり思い出す力が落ちている。先生の言うことは正しかったのだ。
大人しく、途切れ途切れにクロスワードに取り組む日々がはじまった。