心療内科の初診 診察前のカウンセリングについて
前回までのいきさつで電話により取得した心療内科の最初の予約。
身体が動かないため、タクシーで行くことにした。
病院自体、自分が患者として訪れるのは何年振りかだし、特に心療内科だという事もあり緊張する。
受付をすると手書きの問診票と心理アンケートのようなものを渡され記入する。
アンケートの項目は、ツラい気持ちがあるか、どのくらいか、毎日なのか、眠れているかなどであった。
その後、個室に呼ばれて、カウンセラーの方に30分ほど今回の経緯を話した。
不思議なことに、生まれた時、幼少期の話や、学生時代にいじめなどに遭わなかったか、家族から虐待のようなことがなかったかなど、今回の休職とは直接関係の無いような点も詳しく聴取された。
入職してから、何年もパワハラ上司の元でしごかれ、帰るのがAM1時、出勤はAM7時、そして、これまでに同僚が半分くらいは精神的疾患の診断で退職した話なども話した。
入職時は何もできずゴミ扱いされ、うつ病の人に効くというサプリメントをデスクに嫌がらせとして置かれたり、出社すると「なんで、来たのよ?」と言われて、それでも我慢して仕事で役に立つ人間になりたいと思って辞めないで働いていたのだと伝えた。
カウンセラーの方は、「もしかするとですけど、ずいぶん前に本当は、ここを受診しても良いくらい、お辛かったのでしょうね」とコメントしてくれた。
自分は驚いた。
カウンセラーの方がまとめてくれたシートを客観的に見ると、どうしてこんな状況を我慢できたのかわからないほど、惨憺たる業務状況と心理状態だった。
「この内容を元に、先生の診察になります。」
この時点で、もう残り体力ゼロであったが、こんな飛び入りの自分に丁寧に対応してくれて感謝しかないと感じていた。
カウンセラーのお仕事の本
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