一つのチャレンジが終わったと考える
この記事は
・適応障害を発症した方
・休職されている方
・いま苦しくて回復の時期を知りたい方
のために、少しでも参考になれば良いなと思い書いています。
私は十数年勤めた職場で適応障害を発症し退職しました。
精神科に通院しながら、徐々に回復していますが、発症直後と現在とでは、仕事に対する気持ちが変わってきたような気がするので記載しようと思います。
(これまでのブログは、実際あったことを日記風に伝えたかったので口語調で書いてましたが、ここからは丁寧に書こうと思います。)
休職の最初の頃は、怒りと悲しみが混じって寝れない状態でした。
怒りは、仕事の負荷をかけ続けた職場の人々への怒り。
悲しみは、全てを仕事に費やしたのに、何にもならなかったという悲しみ。
適応障害の急性期は【他人のせい】という考え方が主体でした。
・上司のせい
・同僚のせい
・後輩のせい
と周りの人間を批判する気持ち。
・労働環境
・業界の低迷
など人間を超えて、世界を恨む気持ち。
最初の1ヶ月は、この怒り、恨みの気持ちで頭がいっぱいでした。
2ヶ月目くらいになると、ふと
【もしかして自分に原因がある?】
と思うようになり、自省のフェーズに入りました。
具体的に言うと
・自分の能力が足りなかった
・自分の努力が足りていなかった
・そもそも自分は優れていない
正直、この2ヶ月目の自省のフェーズが1番ガクッと落ちて危なかったです。
ぐるぐると自責の考えが頭を回り続ける中で、
【自分は能力が無く、業績を積み重ねられないから、雑用、泥仕事を担当している】
という点に気がつきました。
この事実を直視した事で、このまま元の職場にいても、たいして役に立つ事は出来ないだろうと思い退職を決意しました。
そして休職4ヶ月半の今、怒りも悲しみも、ほとんど残っていません。
転職が決まった事をきっかけに
【今回の色々は、一つのチャレンジだった】
と、思うようになりました。
良くも悪くも過去の産物としてパッケージングしてしまった感じです。
つべこべ言ってもしょうがないので、転職先で、これまでの反省点を活かしてやっていこうと。
今、休職1〜2ヶ月くらいの方は、今が1番苦しいところだと思いますが、焦らないで3ヶ月目を待つのが良いと思います。
時々、参考になった本ありますか?と聞かれますが、
この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ
という本が1番助けになりましたのでオススメです。